VISION

コンセプト創りのコツ。

コンセプトは、新しすぎてはいけません。絵の具に代わる新しい画材を作るのではなく、新しい混ぜ方を考えるのです。
誰も考えつかなかった組み合わせで、誰もが引きつけられる色を生みだす。それが、ヒットに繋がるコンセプトとなります。
また、コンセプトには「矛盾」がなければいけません。
例えば、「クリエイティブ」と「ビジネス」という、相反する要素を両立させることが必要です。
さらに「オリジナリティ」や「スピード」も大切です。
誰にでもできるものだと勘違いされがちですが、ヒットするコンセプトを創りだすには、様々なノウハウが必要なのです。
そして、コンセプトは、生みだしただけでは意味がありません。状況に応じて育て、広げていかなければならないのです。
comceptは、その手法を知っています。

VISION

日本のクリエイティブの危機。

日本のゲーム業界は危機を迎えています。未曾有の不況とエンターテインメント産業の多様化に伴い、売れない→制作にお金と時間をかけられない、という悪循環が続いています。そんな中、ゲームクリエイターは進化をやめ、過去の栄光の中で生きてしまっている。これは悲劇です。日本のクリエイターたちのポテンシャルを、十分に引きだせていない。それはゲームに限らず、すべてのコンテンツ業界で起きている出来事です。今こそ、コンセプトが必要です。優秀なクリエイターたちを導き、モチベーションを上げ、能力を発揮してもらうための強いコンセプトが、現場にも会社にも必要なのです。

世界市場を相手にするために。

今はもう、日本の中だけでコンテンツを作り、売っていく時代ではありません。世界中に受け入れられるヒットコンテンツを生んでいかなければなりません。そのためには、海外の人々に受けるコンテンツ作りや、外国のパートナーとの協業が必要です。comceptは、それをうまく進めるために欠かせないコンセプトを生みだす力を持っています。コンセプトをビジネス・パートナーたちと共有することにより、高いモチベーションで優れたコンテンツを作りあげていくことが可能になるのです。

PROFILE

株式会社comcept CEO/コンセプター 稲船 敬二

1965年、大阪生まれ。1987年、株式会社カプコンに入社。「ロックマン」「バイオハザード2」「鬼武者」「ロストプラネット」「デッドライジング」などヒットゲームシリーズを次々と生み出し、ゲーム業界内外の認めるカリスマクリエイターとなる。2006年にカプコンの常務執行役員に就任、開発部門のマネジメントやコンテンツの統括を行い、「モンスターハンター」シリーズ、「バイオハザード4」「同5」などを成功に導いた。
昨今の国内ゲームメーカーの低迷、海外メーカーの勢力拡大の中、ゲームクリエイターのサラリーマン化など、日本のゲーム業界への危機感を抱き、日本のゲーム業界の活性化、そして自らのクリエイターとしての領域を広げることを目指し、2010年11月にカプコンを退社。同年12月に株式会社comceptそして2011年1月株式会社interceptを設立し、両社の代表取締役に就任。
今後は、ゲームのみならず、映画、小説などあらゆる種類のエンタテインメント領域のコンテンツを開発し、あまねく人へ、そのコンセプトを伝えていく。

稲船 敬二